西原式育児


ほとんどの方が「西原式育児とはなんぞや?」とお思いになるかと思います。
でも母親ならば知っておいて損はない。と思いこのページを設けました。


あおいを妊娠して数ヶ月過ぎた頃、母の知人からある本をお借りしました。
その本が、西原克成さんの「赤ちゃんはいつ「人間」になるのか―「育児常識」は危険だらけ」 だった。
無知なので西原先生の名前は聞いたことがなかったし、基本的に育児書などにあまり興味がなく、「のびのび育ったらいいじゃない」と未だに思っている私なのですが、この本を読んでびっくり。
普通の育児書と正反対の意見じゃないですか。
さすが東大病院の口腔科のドクターだな、と変な感心してしまう。(ちょっと権威に弱いのかも・・・)

内容は、
・胎児はお腹の中で人間の進化の過程を再現しており、つわりは赤ちゃんと共にその苦しみを味わっている。
・口で呼吸するとウィルスとの最防衛線である扁桃腺を痛めてしまうので、鼻から息を吸うようにする。
(赤ちゃんには鼻呼吸の習慣をつけるためにおしゃぶりを与えるようにする)
・赤ちゃんの消化器官が完成するのはだいぶかかるので、離乳食は出来るだけ遅く始める。
など。
・・・借りて読んだ本なので、記憶違いのところがあるかもしれません。


以前、離乳食が早いとアトピーになりやすいと聞いたことがあるので「やっぱりそうなんだ」と納得し、「じゃあ普通よりのんびりはじめよう」となんとなく決めて本を返す。


そして保健所の指導通りなら離乳食を始める5ヶ月頃。
「では一体いつからはじめるのが良いのだろう?」と思い、もう1回ちゃんと読んでみようと本を購入する。

その時買ったのが,「赤ちゃん」の進化学―子供を病気にしない育児の科学お母さんは名医
2冊とも基本的な内容は前の「赤ちゃんはいつ「人間」になるのか」と同じだった。
たぶんこの先生が声を大にして言いたいのは鼻呼吸の大切さと早くから離乳食を食べさせないことなのだろう。

上に書いたこと以外の内容を言うと、
・1歳までは母乳または乳児用ミルク以外与えない。
(ステップアップミルクは1歳を過ぎてから与えること)
・おしゃぶりは4、5歳まで使わせる。
・無理に歩かせず、疲れたらベビーカーに乗せる。
・必要以上に物を取り上げず、適度に物を舐めたり噛ませたりさせる。(でも不潔なものはやっぱり×)
・子供のうちから激しい運動はさせない。
・仰向けで、充分睡眠させる。
・冷たい物は飲ませない。(アイスもあまりよくない)
などである。

アトピーにかかるのは人間と、産まれてすぐ母犬から離され人間に育てられた子犬くらいらしい。
人間、というよりほ乳類全般は腸が完成するのは1〜2歳なのだそうです。
だからそこに「これは体に良いものだから」と無理に食べ物を入れてしまうと、その食品に対して体が抗体をつくってしまう。
よく「赤ちゃんにハチミツはダメ」って聞きますよね?
それと同じことだと考えたら、これを読んで疑問に思われた方も納得出来るのではないでしょうか?
ちなみになぜハチミツなどの食品がダメかといえば、それはその食べ物の中にタンパク質が入っているからだそうです。
私達大人の体はタンパク質を分解出来るから食べても大丈夫です。いや、むしろ取らないといけない栄養素ですよね。
でも赤ちゃんは前述のようにまだ腸が未完成なので、体に良いも悪いもお構いなくすべてを吸収してしまいます。
それは堅さや調理の仕方にはまったく関係ありません。

では一体1歳からなにを食べさせたら良いの?とそこで不安になったと思いますが、タンパク質が含まれていない食物はでんぷんだそうです。
コーンスターチ、片栗粉、くず粉などに乳児用粉ミルクと砂糖(精製されていない黒砂糖などが好ましいです)を加え、白湯で溶いたものをまずは食べさせましょう。
まずはこれからだそうです。


その他、詳しいことは西原先生の本を読むか、HPをご覧ください。
とても分かり易い文章なのですぐ読める本ですし、内容も納得出来るものだと思います。
なんせ育児書をあまり読まない私がこんなにも感銘を受けたんですから(笑)

ちなみに「西原式育児」とは、「お母さんは名医」の中に「西原式免疫病治療医学」とあったのでそれに倣って私が勝手に名付けたものです。

長い文章をお読み頂き、お疲れ様でした。(含むじぶん)


ご参考にどうぞ。

西原克成HP  西原ワールド

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